日本人は玄関で靴を脱ぎます

皆様 こんにちは🖐😀

あたくし姐御は海外ドラマが大好きなのですが
最近のじゃなくて、結構昔のアメリカモノを観たりしてます。
アメリカ ポリス.png
そこでいつも気になっているのが
靴を履いたままベッドに横になるシーンです。

靴は脱がずに家に入る。
靴を履いたまま家中ウロウロしている・・・

家の中土埃だらけになるたいっ!
ベッドの中が汚れるたいっ!
ガム踏んどるのに気付いてなかったらどうすると?

な~んかモヤモヤします。

日本人は玄関で靴を脱ぎ家に入ります。
日本人はお行儀が良い人種なのだからでしょうか?
何故、靴を脱ぐ文化ができたのでしょう?

調べてみました。

単純に、日本と欧米の地理・気候の違いからなんですね😑

まず大きな理由として
日本は、高温多湿な島国です。
家屋は高床式の湿気が抜けやすい構造にしないといけないんですね。
床下換気もつけますし。

そのため玄関にも段差が設けられ、
そこで靴を脱ぐという習慣ができたようです。

他に、日本人には「外」「内」を明確に分ける観念があるそうです。

歴史的に遡ると
貴族の屋敷や武士の武家屋敷には玄関がありましたが
庶民の住む長屋にはありませんでした。

玄関にあたる入り口から中に入ると土間が設けられ
そこで藁仕事などが行われていました。

そして「外」と「内」の区切りである敷居をまたいで履物を脱ぎ、
板の間から畳の部屋に入りました。

こうした形式が日本の伝統的な住居の形式として根付いているのですね。
長屋.jpg

そもそも古来、日本人は大地を『ケガレ』と考え
家を『神聖なる場』と考えていたんだそうです。

『聖なる場』に入るためには
『大地のケガレ』『外部のさまざまケガレ』をはらわなくてはならない。

日本の住居によく見られる
垣根、門、敷居、玄関、上がり框(かまち)など、
多くの装置は『ケガレ』の侵入を防ぐための
[境界・結界]を意味しているそうです。

沓脱石.jpg

そして、そのもっとも重要な装置が「沓脱石」(くつぬぎいし)。
近ごろの家では見られることが少なくなりました。

沓脱石は表面が平らであるため
聖なる場との境界を示す結界であり
沓脱の儀礼を表す石なのだそうです。


う~ん... 
奥深し日本の文化。

ちなみに
「玄関は家の顔」
と言われます。
そこにどんな人が住んでいるのか
どんな生活をしているのか
一目瞭然みたいですよ
脱いだ靴は並べましょうね。玄関 靴.png

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