水中毒
熊本も早々に梅雨が明けましたね💦
暑さも本番となり
酷暑の夏を迎えます😎
あたくし 室内スポーツの指導員をしておりまして
レッスン生は子どもが多いのですが
冷房完備でも室内は子どもの熱気と汗で
温度も湿度も上がっていきます。
なので 熱中症対策にはとても気を遣います。
「休憩のときは ちゃんと飲み物飲んでね。」
しつこいくらいに声かけます。
そんなとき『水中毒』という言葉を思い出しました。
子どもに たくさんの水分補給を促すのも
本当は良くないのかなと 不安になりまして😰
水中毒について ちょいと調べてみました。
水分について私たちは毎日 尿や便・汗や呼吸などによって
約2.5ℓ排出・排泄しているそうです。
これは一般的な成人の安静状態における水分排出量ということですが
排出される量が2.5ℓであるということは
摂取する量も2.5ℓでなければ
体内水分量の収支バランスが崩れ「脱水症」を引き起こすことになるんですね。
概ね1日の水分摂取量を 2.5ℓ として
・食べ物から摂取する水分・・・ 1.0ℓ
・体内でつくられる水分(代謝水)・・・0.3ℓ
・飲み水から摂取すべき水分・・・ 1.2ℓ
の計算になります。
そして1日の水分排出量 2.5ℓ の内訳は
・尿や便・・・ 1.6ℓ
・汗や呼吸・・・ 0.9ℓ
となります。
それが お水は1日に3L以上飲むと体内の水分が過剰になり
血液のナトリウム濃度が低くなる「低ナトリウム血症」になるというのです。
これが水中毒の正体なんですね。
過去にアメリカのカリフォルニア州に住む28歳の女性が
水飲みコンテストで 3時間に約6リットルのお水を摂取した結果
「水中毒」になって亡くなった事例があります😱
実は このような事例は決して珍しいものではないそうですよ。
低ナトリウム血症になると
浸透圧で水分が脳細胞内に移動してむくみを引き起こし
頭痛、錯乱、昏迷などの症状が出ると考えられています😵
では 熱中症予防には水分補給が欠かせませんが
何を飲んだらいいのでしょう?
お水だけだと低ナトリウム血症になるのですから
ナトリウム(塩分)を含むスポーツドリンクや
経口補水液で水分補給をすれば良いのですよ。
またはお水と一緒に塩飴やタブレットを少量だけ摂ること。
塩分補給は 激しい運動などをして
1時間で急激に2~3Lも汗をかくような場合は
適切な摂取が必要ですけど
普通に生活してたり、ちょっと運動するぐらいでは
必要はありません。
塩飴やタブレットが美味しいからと
摂り過ぎはダメですよ。
基本的に日本人は塩味好きですからね☠
スポーツドリンクの飲み過ぎも要注意です。
塩分のみならず糖分も多いですからね。
ちなみに冷やした緑茶も美味しいですが
緑茶は利尿作用があることも
頭に入れといてくださいませ。
何でも摂り過ぎは注意ですね。